アルミ消失型鋳造をやってみた その2 [くるま]
前回、アルミ消失型鋳造はアルミ不足で失敗しましたが
手ごたえがあったので早速スタイロで型を2個作りました。
今度は前回の1回目と2回目の分量のアルミを
一度に溶かして鋳込む事にします。
「とりゃ~!」
溶けたアルミを流し込むとスタイロが溶けてガスが発生し、
ボンッ!
爆発して黒煙が上がりますが、ひるまずに鋳込み続けます。
大量のアルミを流し終え、ガス抜きのスタイロが溶けて
アルミが見えてくるはずなのですが‥
なぜか前回と同じような感じです。
しばらく様子を見ているとじんわりとスタイロが溶けてきます。
結局、少し溶けはしたのですがアルミは見えませんでした。
また失敗か? いや、あれだけの量のアルミを使えば‥
とりあえずある程度冷えるのを待って取り出しました。
おおおぉ~!できてるんとちゃうか?
ガス抜きが2個ありませんがギリギリ鋳込めているようです。
しかし、2回分のアルミを鋳込んだはずなのになぜギリギリ?
ざっと砂を落としてサンダーでガス抜きと湯道を切断しました。
フランジ部が… 工業製品なら超不良品ですね…
ここは厚みが薄く、なおかつ最後にアルミが供給されるのところなので
温度が下がってきれいに流れなかったようです。
型の向きを色々と試すことが出来ていれば…もう少しいいのが出来たかも。
内側から見るとこんな状態です。
貫通しているようなら表側にアルミパテを入れます。
ここからの作業は根気のいる仕事になります。
リューターやヤスリなどで形を整え、ひたすらひたすら磨きます。
そして‥
デキマシタ!