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15年ほど使用した財布がもう・・・ その2 [その他]

仕切りとカードケース/コインケースが縫えたのでアウターの準備です。

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アウターを一枚ものの革にした場合、札入れ側が床革になってしまいます。
私はそれが嫌なので二枚貼り合わせにする事にしたのですが
ダブルステッチ仕様にしたいので裏表を張り合わせる前に
アウター表の内側のステッチを縫います。
アウター表パーツの上に置いてあるのが縫い穴を開ける道具です。

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糸目が乱れないように縫っていきます。

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そしてお札を出し入れした時にチラッと見えるように・・・
アウター裏パーツ(栃木レザーではないヌメ革)にトリプルステッチ。
真ん中がベージュ、両端がブラウン。

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アウター裏パーツと仕切りを接着し、縫い合わせます。
お札をたくさん入れた時にその厚み分が逃げられるように
仕切りの横幅をアウター裏パーツより15ミリ短くしています。
まぁ、私の場合そんな心配はいらないのですが・・・
また、カードケース/コインケースは通常コの字形に仕切りに縫い付けて
その部分をポケットにしてある事が多いのですが
それではカードサイズの物しか入れられないので
私は今回、L字形に縫い付けてもっと大きな物が入るようにしてみました。

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アウター表の外側にも縫い穴を開けます。
アウター表の横幅はアウター裏よりも5ミリ長くしてあります。
これも曲げやすくするためです。

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アウター表とアウター裏/仕切りとを接着、ステッチしました。

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札入れのチラ見せステッチ。

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カードケース/コインケース裏の収納スペース。

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カードケース開口部のマチ。

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カードケースボディーのマチ。

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コインケースのファスナーも開けてみた。
小銭は取り出しやすそう。

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ギュッと摘んで厚みは25ミリ。ウォレットとしては標準的でしょうか。

ここまでコバの処理はサンドペーパー+トコノール+スリッカーだけですが・・・

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蜜蝋を半田ごてで溶かし、綿棒に含ませてサーっとコバに塗りこみ含侵させて
含侵しきれずに表面で固まった蜜蝋を半田ごてで溶かしながら
コバを加熱し焼き締めて磨いた状態です。
今回は初めてのレザークラフトということで、ほどほどの所でやめています。
レザークラフト上級者の皆さん、初心者がやっていることなので笑わないでね。

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完成です。
今までこんな分厚い財布を持ったことが無いので
馴れるのに時間がかかりそうです。

番外編

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使わなかったヌメ革でLファスナーを作りました。

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どうしてこんなサイズなのかというと
オカンの外出時にお小遣いを入れるための小銭入れだからです。
千円札2・3枚なら小さく畳んでしまえば問題ありません。
小銭にしても十分な大きさです。

私がミドルウォレットを作っているのをそばで見ている時の様子が
自分にも何か作って欲しいようなかんじだったので作ってあげました。
手にした時の笑顔がとても嬉しそうだったので私も嬉しくなってしまいました。


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