Saab 96のエンジンルームを… [くるま]
エンジン、トランスミッションを降ろして空っぽになった
エンジンルームを自分で再塗装することにしました。
数年前にカウルメンバー部分とダッシュパネルを
再塗装して綺麗にしていたのですが
パテが厚く入っているようなので塗装を剥離して地金を出します。
ディスクサンダーにカップブラシを装着してギャイーン!
カウルメンバー部分とダッシュパネルを剥離しました。
ヨーロッパでレストアされた時の修理跡が出てきました。
左側。真鍮でロウ付けされている所があり、
カウルメンバー部分のパネルの下側が奥に入っています。
さぁ、どうしましょう‥(笑い)
見なかったことにして塗装する?
いえいえ、この状態でそんな事デキマセン!
溶接はズブの素人ですがやってやろうじゃないですかっっ。
うへっ!
まだ鉄板が重なってました。
もう、ディスクサンダーで切ってしまいます。
「とりゃ~!!」
エグイことになってしまいました‥
元通りにできるのでしょうか‥
真鍮ロウ付けのラインがAピラーの根元まで延びていますねぇ~。
数年前のリペアーはウレタンと大量のパテで成形してありました。
(このリペアーの方法は私も了承の上で施工してもらったものです。)
ピラーには鉄板が数枚重なっており、錆がひどいですが腐ってはいないようです。
後日、ピラー上面の鉄板のやせがひどいことに気づき、
3mmのフラットバーで切り継ぎしました。
3mmだと溶接は楽チンですね~。(2013/03/13)
ウレタンとパテを取っ払うと購入時の姿になりました。
ヨーロッパでのレストアでこのような形にされていましたが、これは間違いです。
重なっている鉄板を剥がしていきます。
手前のホイールハウジングを切り落とし、ますます不安に‥
レインガーターにも腐りがあり、下から鉄板を当ててありました。
ピラーに開いている丸穴はラジオのアンテナ線を引き込む穴です。
またまた「とりゃ~~っ!!」
こんなに切ってしまいました。 ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル‥
レインガーターを1ミリのボンデ鋼板で作り、パネル同士をつき合わせ溶接しました。
ピラー下面にも溶接してあります。
溶接機は直流インバーターのImax120、電源は200V。
溶棒はゼロードの2.0ミリ。
その下のパネルも腐食と重ね鉄板があるので切り取ります。
新しく作ったパネルを溶接。
ふぅ‥この部分はなんとか形になりました。