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Saab 96 レストア ちょっと一息入れましょか‥ [くるま]

Saabのレストア、同じような画像がずっと続きましたねぇ。

ちょっと、ここらで書籍を紹介します。

おそらくSaab関連の書籍で一番有名なのではないでしょうか。

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Mr Saab です。リンドバーグで買いました。

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1950~1970年代にかけてモータースポーツに力を入れていました。

Saab96は非力な車なので上りのコースでは苦戦したようですが
下りのコースではめちゃくちゃ速かったそうです。
なんでも、ほとんどブレーキをかけていなかったとか‥
まぁ、それは大袈裟かもしれませんが。 
ブレーキを使わなかったというのは間違いでした。
アクセル常時全開、左足ブレーキ(サイドも使ってたんでしょうね?)で
速かったんだそうです。
Saabのドライバーがやり始めたんですって。

Saab96、美しいデザインだとは思っていません。
どちらかというとブサイク、不恰好なほうだと思っています。

しかし、カッコイイと思いませんか?


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Saab 96 レストア リヤホイールハウジング周り その3 [くるま]

前回に作ったパネルはまだ溶接するわけにはいきません。
先にやっておかないといけない所が他にあるからです。

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画像中央、三角の頂点辺りに穴があります。

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車内側から見ると穴だけでなくクレーター状になっています。

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切り取りました。
ここは5枚のパネルが絡み合う部分。

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直りました。

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外から見るとこのようになっています。
クォーターパネルのフランジが一部消失しているので作ります。

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フランジを作りました。
本当はフランジ部分だけでなく、
その右側にある、フェンダー取り付けナット辺りまで
含めて作らないといけないような状態だったのですが
めんどくさくなってしまって溶接で穴埋めしてごまかしてしまいました‥
あぁ‥

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そして、このセクションで一番厄介なところです。

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後ろまでクレーター。

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よく見ると穴も開いています。
上下のパネルの間はさぞかしひどい状態なのでしょう。
ここも思い切って切り取ってしまいます。
上側のパネルの状態が心配です。

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バッサリいきました~。

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上側のパネルもやっぱりクレーター状になっていますが
まだなんとか厚みがあるようなので残します。

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溶接。
切り取った部分が広範囲なので
形状が狂ってしまわないように気を使わなければいけません。

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ここで外側を溶接するか、内側の作業をするか迷ったのですが
形状維持のために外側の溶接を先にすることにしました。

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苦労しながらもなんとか溶接できました。

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ラインも綺麗に出ていると思います。

この後、車内側の作業を終え、内部の防錆処理です。
左側はエスコを使用しましたが、塗装後にも溶接したので焼けています。
そのままではまたすぐに溶接箇所が錆びてしまいますので
前回紹介したセプターとエスコを使ってもう一度防錆処理します。
開口部にフレキシブルノズルを突っ込み、まずセプターを塗装。
しばらくするとパネルの合わせ面からセプターが染み出てきました。
狙い通りです! ヨッシャ!
垂れてきたセプターはシンナーを含ませたウエスで拭き取ります。
セプターは完全硬化すると上塗り出来ないので
触指乾燥状態になったところでエスコを塗装しました。
ここではエスコを上塗りの為のプライマーとして塗装しました。


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Saab 96 レストア リヤホイールハウジング周り その2 [くるま]

前回、切り継ぎしたほうがいいのか迷っていた所‥

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やっぱりそのまま放っておけず、切り取りました。
挟まれた鉄板の状態はグサグサだろうと思っていたのですが
研磨してみれば思っていたよりはましな状態でホッとしました。

あらためて内部をブラストしてサビ止め(エスコ)を塗り‥

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新しく作ったパネルを溶接しました。

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そしてトランク内側のパネルを作って溶接、穴を塞ぎました。

サビ止めに関しては後で考えようと思っていたのですが
今回のように施工しにくい場所が他にもあるので
何を使用するのか検討しました。
定番のPOR-15、エスコ、ノックスドール、ジンク、etc‥
基本的に1液タイプはあまり信用していませんので
塗装しやすい部分についてはエスコを使用します。
問題はスポット溶接のパネル接合面など、
鉄板が重なっている部分です。
本当はここにも2液タイプを染み込ませたいのですが
低粘度のものが見当たりません。
仕方が無いので1液タイプで低粘度、硬化タイプで探し、
ネット情報で判断してSCEPTRE(セプター) 101-Pにしました。
あまり使用された実績が無いようですが勘で決めました。
まあ、限定的な使い方をするので良しとしましょう。

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何度も粉塵をかぶるのはイヤなので
フロアー以外の塗装をまとめて剥離します。
ルーフライナーを取り外すとオリジナルと思われる塗装と
断熱吸音材の一部が残っていました。

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なんとか剥離できました。
腱鞘炎になりそうです。

では、右リヤホイールハウジング周りの作業に取り掛かります。

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クォーターパネルの三角の部分。
こちらも補修されています。

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パネルの下角の腐りは左よりは少ないです。

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クォーターパネルの車内側の底。
穴はぽつぽつ程度。

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クォーターパネルの上側。
穴が開いています。面倒なことになりそう‥

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角度を変えて見るとここにも穴が‥

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ここの状態はとても良かった。

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水平な面にクレーターがたくさん。

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あらら‥

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内側。

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こりゃあ、左側よりも大変な事になりそうです。

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とりあえずクォーターパネルの穴を切り継ぎしました。

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その内側。パネルが重なっている部分を避けての切り継ぎです。


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よく見て見ると重なっている部分にも穴が開いています。
鉄板の厚みも薄くなっているでしょう。
迷うところですが後で重なりの隙間にセプター処理しましょうか‥

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左側と同様にここまでカットしました。

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ここもよく見ると鉄板の断面が薄くなっています。
このまま溶接しても熔け落ちて穴が開きそうですし
その時にはクォーターパネルが邪魔になって対処できません。

決断!(その1)

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全くダメージの無い健全なパネルをカットし、
その奥にある、ひとつ上の画像の薄くなったパネルもカット。

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すると四つ上の画像の穴の開いた鉄板はやっぱりペラペラでした。

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仕方が無いので先ほど切り継ぎした部分を含めた鉄板をカット。

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少し大きめにカット。

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溶接して整えました。

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車内から見るとこのようになります。

決断!(その2)

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ここまで大胆に切り取りました。
ここのパネルは複雑な形状なのでがんばります!

次に、1ミリの鉄板を切り出して直角に曲げます。

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そして、垂直な面を溶接機で絞ります。
これでまず上下方向(赤矢印方向)のRが出来ました。
ちなみに私は、絞る時にぬれ雑巾で拭くのでははなく、
使用済みスプレー容器で水を勢いよく吹きかけて絞っています。

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次に水平な面をアンビルの上でハンマリングします。
解りにくいですが、水平面の鉄板が延びて青矢印方向のRが出来ました。

形を整えて‥

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切り取ったところに新しく作ったパネルをはめてみました。

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下から見るとこんな感じ。

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溶接で失敗しないようにしなければいけませんっ!

まだまだ続く‥


 



 


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