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Saab 96 レストア メインフロア/ロッカーパネル その2 [くるま]

毎日Saabのレストアをしていますが、なかなか作業が進みません。
やっぱり、溶接が難しいです。

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前回作ったフロアパネルの前後をまずフランジ溶接して
ロッカーパネル/トップを突合せ溶接し、
フロアパネルの右端とロッカーパネル/トップをフランジ溶接しました。

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ブレーキマスターシリンダー取り付け部の補強パネルを取り外し…

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なぜファイヤーウォールに切り継ぎの痕があるのか分かりません。
裏側のチャンネルを傷つけないようにパネルを切ってみました。

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んっ!?
チャンネルが変!

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チャンネルも切り継ぎしてありました。
はは~ん。
ここはブレーキマスターシリンダーの真上。
ブレーキフルードの蒸気でパネルが腐食したのかも。

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はい、カット。

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チャンネルを突合せ溶接し、ホイールハウスを大きく切除。

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ホイールハウジングの補強パネルのスポットをもみ取ると…

DSCN1862.JPG
はい、サビサビ~。

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ファイヤーウォールからホイールハウスへつながるパネルを突合せ溶接。

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ホイールハウスの下側もリブを作って突合せ溶接。

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ファイヤーウォール、ホイールハウス、フロア、ロッカーパネル/トップが
がっちり固定できたので次の作業にかかります。
ピラーパネルとロッカーパネル/トップをカット。

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ロッカーパネル/トップを突合せ溶接。

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ピラーパネルを突合せ溶接し、ドアヒンジ側の雨どいを溶接。

次はクォーターパネル側の作業です。

DSCN1870.JPG
Bピラーにある、ドアキャッチ側の雨どい。やっぱり。

DSCN1873.JPG
ロッカーパネルをカットし、ピラー内部にセプターを塗装。

DSCN1872.JPG
そのセプターと、スプレーガン/フレキシブルノズル。

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ロッカーパネルを突合せ溶接し、
クォーターパネルの底と立ち上がりをフランジ溶接。
修復した場所の上の右側が修復前から異常に延びていたので絞りました。

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雨どいを修復。

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クォーターパネルのリヤフェンダー取り付け部がサビでクレーター状になり、
ポツポツと穴が開いているので直します。
溶接で穴埋めしようとしたのですが鉄板が薄くなっていて大穴が開きます。
穴埋めはあきらめて切り継ぎします。

DSCN1878.JPG
エッジがくずれるとイヤなのでエッジを残してカット。

DSCN1879.JPG
突合せ溶接したのですが、
エッジ周辺も鉄板が薄くなっているようで泥沼に突入…
パネルはボコボコ、エッジラインもガタガタに。

DSCN1880.JPG
パネルについていた目の粗いヤスリの痕です。
塗装を剥いだら出てきました。
エッジ周辺の鉄板が薄くなった原因のひとつかも。

DSCN1881.JPG
とりあえず、大きめにパネルを作りました。
フランジ溶接にしようか…

つづく…


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Saab 96 レストア メインフロア/ロッカーパネル その1 [くるま]

まずは現状から。

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メインフロアの前半分が張り替えられています。
リペアパネルを使わずに鉄骨とノンプレスの鉄板です。
しかも、運転席側には鉄骨さえもありません。
なぜこんな中途半端なリペアをしたのか解りません。

DSCN1387.JPG
運転席側の足元、ホイールハウジングが腐っています。
重ね鉄板リペアされていました。
ブレーキペダルの上と右側、ファイヤーウォールにもリペアの痕跡。

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助手席側は少しマシなようです。

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運転席側の足元、ロッカーパネル側。

DSCN1410.JPG
ロッカーパネルにリペア痕。

DSCN1811.JPG
ホイールハウジング側から見るとパネルに大穴が。

DSCN1408.JPG
側面から見ると、ピラーパネル、ロッカーパネルにも穴が。



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塗装をはがすとリペア痕は後ろへ伸びて行き…

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シートレール下のクロスメンバーにまでリペア跡が続いていました。

DSCN1411.JPG
助手席側足元、ロッカーパネル。
こちらはにはリペア痕なし。

ここからはパネルを切除しながら現状の確認をします。

DSCN1829.JPG
運転席下、クロスメンバーを一部切除。
フロアには腐りがあります。過去のフロア切除痕が見えます。

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クロスメンバーを約半分切除。フロアも切りました。

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ロッカーパネルとクロスメンバーの接合部。

DSCN1839.JPG
ロッカーパネルリペア痕をめくると…
もう、驚きもしません。

DSCN1834.JPG
フロアパネルは点付け溶接されていましたが
無効な溶接がたくさんあり、切除は簡単でした。

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過去にスポット溶接部に切り残されたフロアの一部をタガネで除去。

DSCN1837.JPG
クリーニングしました。

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ロッカーパネル/アンダーも切除。

DSCN1844.JPG
トップとアンダーにサンドイッチされている
フロアパネルの端が腐食して徐々に薄くなっていますが
この程度なら使えそうです。
アンダーを溶接する前に薄くなった部分だけグラインダーで削っておきます。

DSCN1812.JPG
1.0ミリの鉄板にリブを打ってフロアを作ります。
当初、1.5ミリの鉄板でやるつもりでしたが、
トランクのクロスメンバーを作った時に
この板厚でリブ打ちするのは大変だと分かりました。
実は、フロアのリブ打ちのテストはまだしていません。
うまくいかなかったらどうしましょう…
もうフロアは切ってしまっています。

DSCN1813.JPG
硬い木材にメス型を彫り、鉄でオス型を作り、
ハンマーで力いっぱい叩いてリブ打ちします。

DSCN1814.JPG
木材と同じ高さにレンガを積んでリブ打ちを始めましたが
全然ダメでした。面圧がかからずリブが出ません。失敗です。
なので、ならしハンマーやタガネでやってみます。

DSCN1815.JPG
幅5センチ深さ2センチのリブ。

DSCN1816.JPG
破れました。

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5×2のリブ打ちは保留。
オス型の代わりに鉄筋を適当にカットして角を丸めた物を使い
5×1のリブ打ちは破らずに出来ました。

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一列、リブ打ちしました。

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5ミリのフラットバーでメス型を作り、叩いてリブを整えます。
画像のメス型は叩いたところが変形しました。

DSCN1820.JPG
出来そうな気がしてきましたが1本だけではまだ分かりません。

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3本リブを打つことが出来ました。

DSCN1824.JPG
これだけの道具を使いましたが、
主に左端の鉄筋と右端のハンマーを使用しました。

DSCN1849.JPG
作ったパネルに位置合わせをしようとして研磨したら
残していたフロアのクレーターが思っていたより深いことに気づき…

DSCN1850.JPG
よーく研磨したらクレーターが穴になってしまいました。
これも切除すると作ったパネルが短くなってしまうので
画像に移っているように継ぎ足しました。

つづく…

 


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Saab 96 レストア リヤアクスルトンネル [くるま]

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リヤアクスルトンネル
車両購入直後に内部の防錆処理をしていました。
機械が入らないのでサビの除去は行わずに
ノックスドール(ワックスタイプ/シルバー)を施工しただけでした。

DSCN1798.JPG
内部に何か積もっています。

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スポットをもみ取りました。

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溶接部だけが錆びていて他は綺麗なように見えますが…

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積もっているものをかき集めたら、これだけありました。

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内部が意外と綺麗に見えたのはノックスドールがシルバーだから。
スクレーパーでかき取ると下からはサビが現れました。

DSCN1804.JPG
一面サビですが、サビ穴はありませんでした。

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サンドブラスト処理後。
蓋を溶接する前に内部の防錆処理をします。
脱脂→セプター→エスコ→蓋を溶接→セプター(溶接部)→エスコ(溶接部)

DSCN1806.JPG
次回はこのレストア一番の強敵、メインフロア/ロッカーパネルです。


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Saab 96 レストア トランクフロア [くるま]

トランクフロアは、車両購入後にDIYでリペアしていました。
リペアと言ってもサビを除去してペイントしただけで
サビ穴は見て見ぬふりでした。
当然、今回はそこも直します。

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トランクの塗装をはがしました。

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燃料タンクのずれ止めの役目もあるクロスメンバー周辺に
サビが発生しているようです。

DSCN1788.JPG
スポット溶接をもみ取り、クロスメンバーを取り外しました。

DSCN1789.JPG
こんなでした。
まぁ、予想通りです。

クロスメンバーの鉄板の厚みは1.0ミリですが
1.5ミリの鉄板で新たに作ります。
フロアのほうもダメージがあるので切り取り、フランジ溶接します。
フランジ部を隙間無く重ねて溶接しなければいけないので
下からジャッキで押し付けて溶接することにしました。
押し上げすぎないように、
先にクロスメンバーをホイールハウジングに固定しておきました。

DSCN1795.JPG

DSCN1796.JPG
当初、
フロアパネルもやるのならカーベキューを作ろうと考えていたのですが、
材料費が結構かかりそう(鉄骨は安価、重量物用キャスターが高価)で、
それなら作業性が少々犠牲になってでもパーツ代にまわそうと考えて
下に潜って板金することにしました。


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