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アルミ消失型鋳造をやってみた その1 [くるま]

以前に消失型を1個作っていたのですが
どうせ最初から成功するはずが無いだろうと思い、
すぐに2回目が鋳込めるように2個目の型を作りました。

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これは1個目の消失型です。
溶けたアルミがなるべく渦を巻かずに(ガスなどを巻き込む可能性がある?)
スムーズに鋳込まれるように湯口(湯道?)を型のいちばん下に固定しました。
そして、スタイロが溶けて発生したガスが角などに溜まりそうなところに
ガス抜きを固定しました。

そろそろ鋳込みをやらなければ‥
参考にさせていただいたのはInuchoppersさんのブログ。

DSCN1236.JPG
用意したのはコンクリートブロック、七輪、レンガ、木炭、鉄なべ、
ドライヤー、厚紙、排水口のふた、台所用品の網、バーナー、
鉄筋、鉄板、缶、硅砂、フラックス。

DSCN1237.JPG
最初、猛烈な煙が立ち込め、屋外にもモウモウと出て行き、
近所の人が消防に通報するんじゃないかとヒヤヒヤしました。

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アルミを加熱している間に型を砂に埋めます。
若干傾けているのにも意味があります(と思っている)。

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鋳込んだ時にガス抜きのほうに溶けたアルミが流れないように
鉄板で仕切りをしました。

DSCN1240.JPG
アルミが赤熱しています。
もう良さそうですね。

DSCN1242.JPG
フラックスを入れてかき混ぜ、酸化皮膜を網ですくい出しました。
鉄なべを取り出しやすいようにレンガを1段撤去しました。
手前に写っている曲げた鉄筋で鉄なべを取り出します。

DSCN1243.JPG
鋳込み後。
アルミが足りなかったようで、ガス抜きが溶けていません。
鋳込み口の周りをすり鉢状にしておけば無駄が少なくなります。

DSCN1244.JPG
失敗だとすぐに分かったので鉄筋を差し込んで取り出しました。

DSCN1245.JPG
まだ柔らかかったのか、破損しています。
でも、この感じなら消失型鋳造はなんとかなりそう‥

DSCN1247.JPG
今度は溶かすアルミの量を増やしました。

DSCN1249.JPG
溶けろ~! 溶けろ~!

この後、酸化皮膜を取り出してレンガを撤去し、
鉄筋を引っ掛けて持ち上げようとしたら
熱で柔らかくなったのとアルミの重みとで鉄なべがグニャッ!
溶けたアルミがドボドボッ! こぼれてしまいました。
「ひゃ~! また足りひんようになるやんか~!」


鉄なべが変形してしまっているので
アルミを追加して再加熱するわけにもいかず…
でも、もしかしたらギリギリ足りるかも‥
とりあえず鋳込んでみました。

DSCN1251.JPG

DSCN1253.JPG

DSCN1252.JPG
残念!わずかですが足りませんでした。
湯道がもっと細かったらアルミが足りたかもしれませんが
ここはある程度太くして早くアルミが流れるようにしておかないと
アルミが行き渡る前に冷えて不良品になるような気がします。
でも、ちょっと自信が出てきました。
鉄なべを補強し、また型を作って再度挑戦です!



 


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