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Saab 96 レストア メインフロア/ロッカーパネル その5 [くるま]

DSCN1983.JPG
メインフロア/センターのパネルを張り込む前にファイヤーウォールを修正します。
中央の穴が開いている部分がミッションマウント取り付け部なのですが
サービスマニュアルのボディアライメントを見ると
この取り付け部が基準よりも乗員室内側に1cm入り込んでいます。
元に戻すためには普通のハンマーでは歯が立ちそうにありません。
蹴りを入れてもほとんど変わりません。
仕方が無いのでプレートの変形を防ぐための2枚重ねのコンパネを貼り付け、
柄の長さが私のおへその辺りまであるドデカハンマーでどつきます。
的が外れるとファイヤーウォールがボコボコになってしまうので慎重かつ大胆に。

DSCN1985.JPG
マウント取り付け部の位置が元通りになったところで
オリジナルのフロアパネルの残りと旧フロアパネルの一部、
ファイヤーウォールの一部を除去し、その部分のパネルを作成。
順番で言えば、
このパネルを溶接する前にフロアパネル/センターを溶接するのですが
そうするとフロアに正座するか這いつくばっての作業になり
非常にやりづらくなってしまうので
ダミーのフロアパネルを挟んでこのパネルを先に溶接してしまいます。
これなら土間に座って楽に溶接・研磨作業が出来ます。

DSCN1986.JPG
ファイヤーウォールの修正が済んだら
ブレーキマスターシリンダー取り付け部の補強プレートを溶接します。
オリジナルの補強プレートはフランジが1辺しかなくて踏力に負けてしまう為
フランジを3辺に強化しました。

DSCN1987.JPG
ダミーのパネルを抜いてフロアパネル/センター張り込みの準備が出来ました。

DSCN1992.JPG
フロアパネル/センターを作成します。
5×1と5×1.5のリブは叩き出しましたが5×2のリブの叩き出しは無理そうなので
別の方法で・・・

DSCN2001.JPG
一番上のリブが5×2のリブです。曲げて作りました。
中央の八角形の穴はハンドブレーキの部分で、
5×1から10×2に変化するので別パネルで作りました。これを溶接します。

DSCN2002.JPG
5×2のリブを曲げて作るためにタガネで折り目を付けたのですが
先を急ぐあまり作業が雑になって折り目が強く入りすぎて広範囲に裂けました。

DSCN2003.JPG
溶接で直そうとしたのですが収拾がつかなくなり・・・

DSCN2005.JPG
そのリブを切除して別パーツで作ったリブを溶接してなんとかパネルが出来ました。

DSCN2006.JPG
右が、鉄板が裂けた原因のタガネ。角が悪さしました。
左が対策済みのタガネ。

DSCN2008.JPG

DSCN2009.JPG
前側のパネルはこの時点ではまだ溶接しません。

クロスメンバー/フロントの準備をします。


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