SSブログ

Saab 96 レストア メインフロア/ロッカーパネル その1 [くるま]

まずは現状から。

DSCN1807.JPG
メインフロアの前半分が張り替えられています。
リペアパネルを使わずに鉄骨とノンプレスの鉄板です。
しかも、運転席側には鉄骨さえもありません。
なぜこんな中途半端なリペアをしたのか解りません。

DSCN1387.JPG
運転席側の足元、ホイールハウジングが腐っています。
重ね鉄板リペアされていました。
ブレーキペダルの上と右側、ファイヤーウォールにもリペアの痕跡。

DSCN1390.JPG
助手席側は少しマシなようです。

DSCN1409.JPG
運転席側の足元、ロッカーパネル側。

DSCN1410.JPG
ロッカーパネルにリペア痕。

DSCN1811.JPG
ホイールハウジング側から見るとパネルに大穴が。

DSCN1408.JPG
側面から見ると、ピラーパネル、ロッカーパネルにも穴が。



DSCN1412.JPG
塗装をはがすとリペア痕は後ろへ伸びて行き…

DSCN1414.JPG
シートレール下のクロスメンバーにまでリペア跡が続いていました。

DSCN1411.JPG
助手席側足元、ロッカーパネル。
こちらはにはリペア痕なし。

ここからはパネルを切除しながら現状の確認をします。

DSCN1829.JPG
運転席下、クロスメンバーを一部切除。
フロアには腐りがあります。過去のフロア切除痕が見えます。

DSCN1830.JPG
クロスメンバーを約半分切除。フロアも切りました。

DSCN1833.JPG
ロッカーパネルとクロスメンバーの接合部。

DSCN1839.JPG
ロッカーパネルリペア痕をめくると…
もう、驚きもしません。

DSCN1834.JPG
フロアパネルは点付け溶接されていましたが
無効な溶接がたくさんあり、切除は簡単でした。

DSCN1836.JPG
過去にスポット溶接部に切り残されたフロアの一部をタガネで除去。

DSCN1837.JPG
クリーニングしました。

DSCN1841.JPG
ロッカーパネル/アンダーも切除。

DSCN1844.JPG
トップとアンダーにサンドイッチされている
フロアパネルの端が腐食して徐々に薄くなっていますが
この程度なら使えそうです。
アンダーを溶接する前に薄くなった部分だけグラインダーで削っておきます。

DSCN1812.JPG
1.0ミリの鉄板にリブを打ってフロアを作ります。
当初、1.5ミリの鉄板でやるつもりでしたが、
トランクのクロスメンバーを作った時に
この板厚でリブ打ちするのは大変だと分かりました。
実は、フロアのリブ打ちのテストはまだしていません。
うまくいかなかったらどうしましょう…
もうフロアは切ってしまっています。

DSCN1813.JPG
硬い木材にメス型を彫り、鉄でオス型を作り、
ハンマーで力いっぱい叩いてリブ打ちします。

DSCN1814.JPG
木材と同じ高さにレンガを積んでリブ打ちを始めましたが
全然ダメでした。面圧がかからずリブが出ません。失敗です。
なので、ならしハンマーやタガネでやってみます。

DSCN1815.JPG
幅5センチ深さ2センチのリブ。

DSCN1816.JPG
破れました。

DSCN1817.JPG
5×2のリブ打ちは保留。
オス型の代わりに鉄筋を適当にカットして角を丸めた物を使い
5×1のリブ打ちは破らずに出来ました。

DSCN1821.JPG
一列、リブ打ちしました。

DSCN1825.JPG
5ミリのフラットバーでメス型を作り、叩いてリブを整えます。
画像のメス型は叩いたところが変形しました。

DSCN1820.JPG
出来そうな気がしてきましたが1本だけではまだ分かりません。

DSCN1822.JPG
3本リブを打つことが出来ました。

DSCN1824.JPG
これだけの道具を使いましたが、
主に左端の鉄筋と右端のハンマーを使用しました。

DSCN1849.JPG
作ったパネルに位置合わせをしようとして研磨したら
残していたフロアのクレーターが思っていたより深いことに気づき…

DSCN1850.JPG
よーく研磨したらクレーターが穴になってしまいました。
これも切除すると作ったパネルが短くなってしまうので
画像に移っているように継ぎ足しました。

つづく…

 


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。