Saab 96 レストア メインフロア/ロッカーパネル その3 [くるま]
前回、切り継ぎの方法を迷っていたクォーターパネル、
鉄板の厚みを測ってみると0.55~0.60ミリでした。
どおりで熔け落ちるはずです。
これでやっとロッカーパネル/アンダーの作業です。
ロッカーパネル/アンダー用に1.6ミリボンデ鋼板を用意しました。
大事な部分なので接がずに1枚もので作ります。
1.6ミリだとかなり硬いので、あらかじめ曲げる所をタガネで打っておきます。
曲げ方が悪かったので鉄板が延びてかなり反ってしまいました。
溶接機で絞ったり、上に乗って体重をかけたりしてまっすぐにしました。
ロッカーパネル/アンダーを溶接しようとしたところ、ちょっと変…
ロッカーパネル/トップとアンダーにサンドイッチされる、
フロアパネルの後ろ端が錆びています。
よく見ると腐って穴も開いているのでここも切り継ぎです。
サービスホールから覗いてみると
交換しなかったパネルと交換したパネルの表面の違いがよく分かります。
サンドブラストしてあるのでサビの心配は少しマシですが
クレーターができて鉄板が薄くなっている事が心配です。
スプレーガンのフレキシブルノズルを使っても
ロッカーパネルの中央付近には塗料が届かないので
鉄筋に刷毛を固定してサビ止めを塗りました。
次は助手席側です。
クロスメンバーを切り取るとロッカーパネルに穴が開いていました。
ファイヤーウォール付近。
あまり傷んでないと思っていたのですが…
残っていたオリジナルのパネルは程度が悪く、
切り取った面積は大きくなりました。
リブ打ちしたパネルを溶接。
なんだかずいぶん進んだような気になってしまいます。
ファイヤーウォール、ホイールハウスを突合せ溶接。
次回はロッカーパネルです。
つづく…