VOLVO 142 ブレーキマスターシリンダー [くるま]
ブレーキマスターシリンダー、
ついでなのでオーバーホールするつもりでブースターから外し、
分解してみたらシリンダー内壁に明らかな段差がありました。
しかたがないのでATEのマスターを探しましたがどこもリプロ。
イーベイに比較的安い価格でATEのN.O.Sが出品されたので落札しました。
右がそのマスターシリンダー。
まじで~?
セカンダリピストンのストッパーボルトがない!
しかも穴も開いてないっ!!
ピストンを新旧比較してみても構造に大差なく・・・
だからか?・・・
やられたか・・・
同じパーツナンバーで検索してもやっぱりストッパーがあるみたい。
もしかしたら加工する必要が無かったのかもしれませんが、
競技活動してる町工場が近所にあったのでそこで加工してもらいました。
「位置は寸法測って加工しますね」って言ってはったので
てっきりきちんと出来上がってくると安心してたのですが・・・
穴を開けて欲しいとは言ったものの
ピストンのストッパーであることを伝えてなかったので
穴の位置や形状は同じでもボルトの先がシリンダー内に届いてません。
そういえば「エアーの・・・」とか言ってはったような・・・
マスターシリンダーのエアー抜きの穴と思わはったのか?
自分で少し長めのボルトを同じ形状に加工してなんとか形にしました。
次のフルード交換までに強度区分の高いボルトで加工しておかなくっちゃ。
やっと取り付け。
そしてエア抜きしたのですが・・・
圧力テストをするとニップル周辺からフルードがわずかに垂れています。
あまりトルクかけてしめるのは怖いしと思いながらもテストを繰り返し
ボキ!
後で聞けばニップル周辺に残ってたフルードが垂れてくることは
よくあるらしいのですがそんなの知らなかったもので・・・
あまりにものショックで全く写真を撮れていません。
エキストラクターで抜こうとしたけれど今にも折れそう・・・
仕方が無いのでドリルで少しずつ穴を広げ、
タップを加工したりしながらなんとか折れたニップルを抜きました。
何度もタップ切ったので少し緩くなりましたがシートは無事な様子。
またキャリパーを分解清掃して組みなおしました。
せっかくメッキに出したキャリパーなのに残念です。
残りのニップルもかなりのトルクがかかってるので
全て交換したほうがよさそうです。
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